Ronnie James Dioが亡くなって、その追悼式を邪魔しようという妙な団体が現れたと聞いて、「うーん。ここはひとつ
メロイックサインで応戦するしかない」と思ったのですが、そーいや、メロイックサインの
メロイックってなんだろう。綴りはmeloic?うむむ。hornsなんて言いますけど、メロイックてなんだ。辞書を引いてみます。まず、英辞郎先生でも引いてみますか。
該当ありませんですか、そうですか。別の辞書を引いてみます。
おお?Yahoo!辞書を引いたら、百科事典に一致しましたが、「
コルナ」ってなんですか?チョココルネの親戚?女性形?ま、クリックしてみます。リンク先は
フレッシュeyeペディア。
なるほどなるほど。書かれているとおり、確かに
Stan Hansenもやってますね、そーいえば。テキサスロングホーン。
それで、フレッシュeyeペディアによれば、「日本のメタルシーンでは、メロイックサインと呼ばれることもあるが綴りが不明である」らしいです。
そうでしたか。というか、コルナっていう名前は、私、初めて聞きました。深いですね。
では、wikipediaでも調べてみますか。
wikipediaでsign of the horns。
wikipediaの該当記事、いきなりの
John Lennon登場。そこに書かれているとおり、1969年に発売された、
The Beatlesの
"Yellow Submarine"のジャケに描かれた
John Lennonが確かにやってます。
こちらも文中に出てくるとおり、1977年に発売された、
KISSのアルバム
"Love Gun"のジャケに描かれた
Gene Simmonsもやっているように見えます。
勉強になりました。さらに読み進むと、
おお。ありましたよ、メロイックの由来。
The sign would later be appropriated by heavy metal fans under the name "maloik", a corruption of the original malocchio.
イタリア語の「malocchio」(evil eye)の転訛らしいです。ほほぅ。
Metal-Rules.comが
Ronnie James Dioに、メロイックサインについて聞いているインタビューが引用されていますが、味わい深いですね。
「これまでにたくさんの人に質問されたと思いますが、この、人差し指を小指を開くサインはあなたがメタル界で初めてやったのですか?」と聞かれ、
「私が初めてやったとは思わないね。誰かがやったと思うよ。私がそれをファッショナブルにしたと言うべきだね。私は本当に何度も、いつでも、それを使っていたから、私のトレードマークになったんだよ。
Britney Spearsのオーディエンスまでもがそれをやるようになるまではね。それと、そもそもの意味はなくなってしまった。その時、私は
Sabbathにいたけれど、あれは、バンドがあるべき姿を表すシンボルだと考えていた。あれは、悪魔と一緒に居ますよといった、悪魔のサインではないんだ。イタリアのもので、私の祖母が"Malocchio"と言っていたものだよ。それはEvil Eyeを避けるか、Evil Eyeを与えるかという意味で、どっちになのかは君のやり方次第だよ。それはただのシンボルだけど、不思議な呪文と反応があったから、
Sabbathでは非常に良い作用があったと思う。私はそのサインで非常に有名になったし、みんながそれをやるようになった。でも、私は、それを最初にやったのは私だなんて言わないよ。私はたくさんそれをやったし、それがロックのシンボルみたいなものになったってことだよ」
wikipediaで
maloikを調べようとしたら、Evil eyeにリダイレクトされてしまった。
wikipediaでmaloik。
なるほど。maloikだったんですね。そう呼ばれているということは、結局
Ronnieの影響なんじゃないかしら・・・。
BURRN!でも、おばあさんがやってた話をしていたと思うんですが、何年の何月号かまでは記憶にありません。